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【揖斐川流域/報告】(VOL.3) 見つけた!話した!びっくりした!~揖斐川上流域「あれあれ」体験ワンディツアー

下流域の参加者は桑名駅で集合し、養老線に乗って大垣へ。揖斐川にそって走る電車からの風景を眺めながら、上流はどんな場所なんだろうと子どもたち。「いびがわ あれあれ?ものがたり」を見ながら、今はこのあたりかなっとおしゃべりする子どもたち。
大垣駅に到着し、参加者全員が集合!
今年のツアーは上流域です。小学生、中学生、高校生、大学生、60代まで多様な世代が参加しました。

まずは、揖斐川歴史民俗博物館。古野館長から、上流の暮らし、中流の暮らし、下流の暮らし、そして、流域全体の暮らしや産業についての説明がありました。上流から下流までの大きな絵地図を見ながら、揖斐川という一本の川でつながっていることを実感。森の恵み、川の恵み、土の恵み、水の恵みに触れました。古野館長からは「今日は下流、中流の子どもたちの参加が多いけれど、上流の人たち、子どもたちと交流してください。そして一緒になにができるのか考えてみてください」とメッセージをいただきました。

その後、坂内公民館に移動。坂内公民館では、「文化祭」(今日は11月3日、文化の日でした!)が行われていて地域の人たちがたくさん集まっていました。公民館でふるまわれたおにぎり、お野菜ごろごろの豚汁を食べにきていたみなさんに、小学生、高校生、大学生混合チームがそれぞれインタビューを行いました。
「揖斐川の森はどんな森ですか」、「揖斐川町の自慢はなんですか」、「揖斐川はどんな川ですか」など子どもたちが質問し、「何しに来たの?」、「揖斐川ツアーってなに?」など地域の人が子どもたちに質問したり・・・。おしゃべりが盛りあがっていました。その後、インタビューに対応してくださった住民の方に、「桑名の千羽鶴」(2つの連鶴)をプレゼントし、下流の文化を伝えました

そして、今日のランチは、揖斐川町春日地区の山菜がはいった揖斐川弁当。わらび、ぜんまい、ふき、さわあざみなど初めて食べる食材がたっぷり。おいしくいただきました。お茶はもちろん揖斐川茶。

ランチのあとは、旧坂内村村長の田中さんから、揖斐川町の森のお話を聞きました。
「揖斐川の森は広葉樹と針葉樹がある。みてごらん。少し紅や黄色く葉っぱが変わっているのが広葉樹。三角のかたち、クリスマスツリーのような形をしているのが針葉樹。広葉樹は落ち葉が豊かな土壌を作り、水をたっぷり含み豊かな水を供給してくれます。かつて針葉樹は木材の需要があるからと一生懸命植えました。けれど石油文化が入ってきて、木材の利用が減ってしまいました。海外から安い木材も入ってくるようになり、その結果、この森林、木材の使いみちがない状態になってしまいました。お金にならないから誰も森林に手をかけない。大変な状況です。日本という国が抱えている大きな問題です。皆さん、この森、木材の利用方法を考えてください。政府にどうすべきか、どうしたらよいか考えるように伝えてください」。

下流の子どもたちは森がこんな状況になっていることを知りませんでした。でも上流の森は下流に豊かな水を供給してくれています。子どもたちはどうしたらいいんだろうと、真剣な顔で受けとめていました。

今回のツアーの目玉企画は、移動のバスの中での、昨年参加した高校生の揖斐川クイズ!小中学生に伝わる言葉で今どきの高校生のセンスで作られたクイズはとてもユニークでした。そして、正解者(全員ですが)には、景品がありました。大垣東高校は揖斐川に住むいきもののアクリル板のキーホルダー、不破高校は手作りおりがみ、津田学園高校は秘密のおかし。高校生、頑張りました!頑張った高校生には養老鉄道の貴重なカレンダーをプレゼントしました。

また、垂井町のおかし、輪之内町の安田さん手作りのほうれんそう入りクッキー。シフォンケーキもいただきました。

あっという間のツアーでした。初めて会った子どもたち、高校生、大学生、大人たちが「揖斐川」を通して出会い、気づき、自分の暮らしのありかたを見つめ直し、学びあいました。みんなで作りあげた揖斐川ツアーです。揖斐川ってすごい!素直な一言です。

<参加した小中学生の声>
●揖斐川町に住んでいる人たちが「もっと川をきれいにすると、おいしい魚や貝がとれる」と言っていて
川を大切にしているんだなあと感心しました。
●昔は私の知らない道具や舟の屋根の組み立て方など工夫をして使っていた事を知れました。とても、すごいと思いました。
●ダムができて役に立っているけど、そのかげにはたくさんのぎせいがあったことを聞いて、もっと有効に活用しなくては申し訳ないなと思った。
●高校生さん、大学生さんの、クイズがおもしろかったです。しおり、おり紙、おかし、ありがとうございました。うれしかったです!
●初めて、養老線の大垣駅まで行った。いろいろな景色が見られて楽しかった。

<参加した高校生の声>
●すごく積極的な姿勢で、クイズや行く先々を楽しんでいてくれたようなので、私も楽しくなりました。また、大学生の先輩方との交流ももてて良かったです。
●揖斐川町の祭りや運動会にも参加したいと思った。
●個人的にもっと過疎のことも問題に取り上げてもらいたいと思います。

<参加した大学生の声>
●川のそばで生活しているお話や歴史を聞くことができて、感じるものがたくさんありました。たのしく、とても勉強になりました。
●自然と生活していくのは大切であり、大変でもあることがわかった。たくさんの人が便利な暮らしをしている背景で、失う人もいることを考えていかないといけないと思いました。

<参加した大人の声>
●揖斐川流域を伝えるキーパーソンの話を高校生が聞いて、それをわかりやすく子供たちに伝える。子供たちが直接大人の話を聞いても伝わらない部分を高校生が仲介し解説をすることの意味や効果がよくわかった。
●帰りの電車の中で小学生に聞いたのだが、今まで上流のことを考えたこともなかったと言っていた。今回のツアーで彼女は今後上流を意識しながら川を眺めることができるようになるだろう。それだけでも大きく世界が広がることになる。教育は重要なことだと改めて気付いた。

日 時:2018年11月3日(祝日)桑名集合7:30 大垣集合9:15 
    大垣解散17:00 桑名解散18:30
訪問先:揖斐川歴史民俗資料館/揖斐川町の森(旧坂内村)・坂内公民館/徳山ダム・徳山会館
参加者:小学生12名 中学生2名 高校生8名 大学生4名
    プラットフォームメンバー7名 スタッフ 6名

<プログラム>
○バスプログラム①クイズ揖斐川「あれあれ?」~大垣東高校
○揖斐川歴史民俗資料館 見学   お話:古野幸博 館長
○バスプログラム②クイズ「揖斐川の森ってどんな森?」~不破高校
○昼食(坂内公民館)・・・揖斐川の自然の恵みのお弁当
○揖斐川町の森・坂内村公民館  お話:田中正敏さん(旧坂内村村長) 
・「文化祭」に参加している地域の人にインタビュー
○バスプログラム③クイズ「徳山ダムはなぜできたのかな?」~津田学園高校
○徳山会館・ お話・インタビュー:中村治彦館長
○徳山ダム

揖斐川歴史民俗資料館にて

揖斐川の森のお話

旧坂内村でのインタビュー

徳山会館にて

養老線にのって

揖斐川ランチ

バスの中で大活躍の高校生!

 
徳山湖で記念撮影

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